過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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燈可奈弁X
◆WxhrC2Qhtw
[saga]
2012/11/05(月) 02:29:35.32 ID:P3XW5NWI0
>>270
「自殺、しようとした。うん、体は大丈夫。
でも、その時、その時あの娘が頼ったのは私じゃなかった。
あんなに、今まで私あんなに一生懸命、なのに、
分かってる、そんな言い訳しても駄目なの分かってるのに、
あの娘はもう、私、私の」
「えーと、エリの前で私の娘じゃないとか言い出さないよね?」
「あ、ご、ごめんなさい。
ごめんなさい。私、私が、辛くて、苦しい只私が…」
「分からない」
「ごめんなさい、こんな事」
「エリには全然分からない。だって、まだあるんでしょ?」
「え?」
可奈は、頬を濡らしたまま、相変わらずの笑顔を見上げた。
「まだあるなら取り戻せばいいじゃない。
一生懸命やって来たんなら、一生懸命取り戻せばいいじゃない。
消えたものは、無くなったものは絶対に取り戻せないんだから」
可奈はガタリと立ち上がり、エリに頭を下げていた。
「すいません、急ぎの用事を思い出しました」
「そう。残念ね。
エリはここにいる。それを許してくれる今の家族には心から感謝してる。
でも、エリの魂はここから離れられない。
ここで悪いことはなにもしていないって言い続ける」
「行って来ます」
「行ってらっしゃい、又のお越しをお待ちしております」
可奈がばたばたと会計に向かう。
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