過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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293:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/12/10(月) 22:55:09.04 ID:WnCwMl9N0
>>292

「法的にも倫理的にも実利的にも、そして僕の良心にも、
やってはみたけど全ての観点に照らしてその結論は大失敗。
一つ間違えてそれを取り繕おうとして一つ一つ小さく譲歩して最終的に大きく破綻する、
渦中にいるとなかなか気付かないよくある失敗です。
さすがにもう肯定は出来ないししていただくつもりもありません。
後は、自分のやった事のツケを支払いに進むだけ。後の事はそれからです」

「そう」

それは、快活な笑顔だった。

「この人…」

その横顔を見た内海が呟いた。
正面から相手を見据える、快活な中にも凛とした雰囲気の持ち主。

「ああ」

草薙も内海の呟きに小さく応じる。

「男になったわね」

そのまま一つ頷き、アニーは立ち上がった。
ドアに近づき、小さく開いたドアの向こうに一言二言声を掛ける。
ドアの向こうから背広の男が二人、想の側に歩み寄る。
想が無言で立ち上がり、手錠が掛けられ連行される。
その資格がある者達である事は当然草薙も確認済みだ。

「アニーさん」

ドアの近くで想が口を開き、アニーの目配せで歩みが止まる。


「有り難うございました」

想が、深々と頭を下げた。


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