過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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41:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/13(月) 00:36:51.28 ID:epxDVnkP0
>>40

 ×     ×

「例のお隣さん、朝は早いのか?」

共にアパートを出た湯川が、隣の想に訪ねる。

「弁当屋ですから、毎朝早くに出ています」
「弁当屋」
「ええ、美味しいですよ。僕もひいきにしていますから」
「実に興味深い」

二人は橋を渡り、川沿いの道を進む。

「なかなか興味深い通勤コースだな」

二人の横に並ぶ青テントのちょっとした集落に視線を走らせ、湯川が言った。

「いつもの光景です。彼らは時計の様に正確に生きています」
「人間は、時計から解放されると却って規則正しい生活になる。面白い」

川沿いから橋に戻り、二人の通勤路が分岐する。

「すいません、久しぶりに来ていただいて大したおもてなしも出来ずに」
「最高のもてなしを受け取ったよ」

湯川が書類封筒を持ち上げ、二人は笑みを交わす。

「それでは」
「それじゃあ」

今回はここまでです。続きは折を見て。


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