過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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46:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/16(木) 04:06:34.79 ID:ZXszWIz70
>>45

 ×     ×

「もしもし」
「もしもし、水原さん」
「燈馬君」

夕食時、可奈の携帯に想の携帯から着信があった。

「先ほどは驚かせてすいません。あの人は湯川学。帝都大学の物理学の准教授です。
昔、一緒に仕事をしていた事がありますが、非常に頭のいい人です」
「燈馬君が頭のいい人、って言うぐらい頭のいい人なの?」
「はい。専門分野に於いて非常に優れた学者です。
だからこそ、究めて論理的な思考、発想に応用を利かせる事が出来る」

「…なんか、燈馬君みたい…」
「と、向こうも言っていました。
例の草薙と言う刑事が湯川さんの大学の同期で時々専門分野に関する捜査協力をする間柄だと」
「それって、ますます」
「ええ、そうです」

ごくり、と言う音が、想の耳にも聞こえた。

「実は、湯川さんとは一晩飲み明かしたばかりだったんです。
その時、草薙刑事との関わりを聞きました。
その時話に出た水原さんのお弁当を食べてみたい、そう言って今日僕の所を訪ねて来たんです」

「それって」
「草薙刑事の依頼か湯川さんの独断か判然としませんが探りを念頭に入れるべきですね。
そして、湯川さんはそれだけ頭の切れる相手です。気を付けて下さい」
「分かった」

「大丈夫です、水原さん。水原さんは普段通りにしていればいいんです。
そうすれば例え相手が湯川さんでも絶対にボロなんか出ません」

ふと、会話が途切れる。


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