過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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燈可奈弁X
◆WxhrC2Qhtw
[saga]
2012/08/16(木) 04:14:29.87 ID:ZXszWIz70
>>48
× ×
「燈馬想なんですね、先生が調べているのは」
帝都大学の大教室で、内海薫は教壇の側に歩み寄り湯川に声を掛ける。
湯川が黒板に個人的関心の数式を書き連ねていた大教室には二人以外の人影は無かった。
「燈馬想と水原可奈、二人の高校時代を知る人達に話を聞きました。
二人を知っている人達に二人の関係を聞いた所、かなりの割合で恋人同士だと答えた」
「高校時代の事だ、くっついたの離れたのが最大の娯楽と言う事だろう」
「二人を知っている、その前提である限り二人の関係に就いての回答は二つだけでした。
恋人、或いは非常に親しい友人。どちらにしても男女として尋常な関係では無かった。
まして、警察のデータベースを見る限り、
どちらか片方だけが事件に関わっていると言うパターンは一割にも満たなかった」
「それは、分母の数にもよるな」
「一般人以上警察官未満」
「それだと一般人レベルも含まれると言う事になるが」
「あー、言い直します。
取り敢えず、素人探偵として一般人の平均をはるかに超える数の刑事事件に関わっています。
燈馬想も、水原可奈も。そして、ほとんどのケースで同じ事件に関わっています」
「二人が過去極めて親しい関係にあったと言う事は理解した」
「ご理解いただけて嬉しいです。かつては恋人だった、或いは好意を抱いていた、
そして今も切れていない。だとすると、燈馬想には水原可奈の共犯者になる動機がある」
「だが、私の見た所、水原可奈と言う女性は見た目は美人で至ってさっぱりとした気性の女性らしい。
親しい男性、と言う事なら他にもいるだろう」
「それに、燈馬想には、12月2日のアリバイがありません」
「決定的な証拠にはならない」
出口に向かって歩を進める湯川は、追い縋る内海の言葉を一蹴する。
「理由はもう一つ、先生の推理が正しければ、
犯人は物凄く頭のいい人間です。天才なんでしょう燈馬想は」
入口に手を掛けた湯川が、内海に向けて振り返った。
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