過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
1- 20
70:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/22(水) 16:03:07.61 ID:OWZ75a520
>>69

「うん。先輩、心配して私の所に電話かけて来た。
今の店オープンした時、先輩には葉書出したから」
「そうですか」

話を聞いて、想は少し思案顔になる。

「水原さん」
「何?」
「江成さんからの伝言です。
トラブルがあるなら江成法律事務所に来なさい。全力を尽くす、と」

その言葉を聞いて、可奈は顔を覆う。
少しの間そうしていた可奈を、想は静かに待っていた。

「大丈夫ですか?」
「うん、何とか」

渡されたハンカチで顔を拭い、ボックスティッシュで大きく鼻をかんだ可奈が返答した。

「すいません。水原さんに黙っておくのは不自然になりますから」
「うん。分かってる。大事な人達をどんどん裏切って、これが報い、自業自得なんだって。
大丈夫、今更自首するとか言い出さないからさ、悪いの、みんな私なんだから。
それで燈馬君、実際現実どうなってるのか、分かるかな?」

痛々しさの残る可奈の笑顔を見て、想は少し下を向いた。

「取り敢えず、警察はまだ僕達の事を疑って何か出て来ないか調べ回ってますね。
只の確認にしては規模が大きすぎます」
「やっぱり、我慢した方がいいのかな?燈馬君の作戦だと証拠なんて無いんでしょ?
昔の学校の人達から何を聞いても証拠になんかならないんだから」
「その通りですね」
「でも、この調子だと、私達の学校だけならとにかく…」

可奈の視線が奥に向かう。

「流石に、中学校の関係先は慎重に立ち回る筈ですが。
少なくともあの刑事達はその辺は弁えているものと」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
311Res/431.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice