過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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燈可奈弁X
◆WxhrC2Qhtw
[saga]
2012/08/22(水) 16:07:57.03 ID:OWZ75a520
>>71
「それでは、あの事件の事はインターネットで?」
「はい。申し上げた事情により調べている内に、
当時の大学の関係者でしょうね。表に出せなかった内幕を身元を隠した形でSNSに書き込んでいた。
他の情報と慎重にクロスチェックしていく内にこちらに行き着いた」
「そうですか」
「ミスター燈馬は私の依頼人にとっては優良な顧客です。
刑事事件に関わるトラブルに巻き込まれているのであればその実態を把握しなければならない。
もちろん、時期的に見てもあの事件との直接の関わりは無いのでしょう」
「私もそう思います。随分と連絡もとってはいませんし」
「お尋ねしたいのは、燈馬想と水原可奈、二人の事です。ご存じですね?」
「ええ、燈馬君と一緒にこの家に来ましたから」
その後も、静菜は一つ一つ質問に応じる。
インタビューに慣れていてスキルも高い、そして聡明な相手。
何よりも、一つ一つの情報を積み重ねて的確に結論を導く、その事に長けているらしい。
やはり聡明に、応じる事が出来る事と出来ない事を確実に判断し対応しながら、
静菜は好感すら抱きながらも油断のならない相手を心のどこかで楽しむ。
やはり、仕事と言えばパソコンに向き合っての資産管理、肉体はこの山奥から動けない。
それも溢れる才能を封じての事であれば、静菜としてもたまには刺激が欲しいものだ。
「途中でケガをしていたと言う事ですが、それは犯人に?」
「いえ、事故と言うべきです」
静菜は、その時の状況を掻い摘んで説明する。
「つまり、燈馬想は水原可奈をかばってケガをしたと?」
「ええ、迷わず下に回り込んで」
静菜は、少し楽しそうな口調で答える。
「そう、彼、燈馬想が。なかなかに騎士道な性格だったんですね」
「否定はしませんけど、それだけ大切な相手でもあった、そう思いますよ」
「大切な相手ですか。当時は二人とも高校生の男女。
通俗的な意味を考えてしまう言い方ですね」
「見様によっては」
否定をしない静菜は、素直な微笑みと共に答える。
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