過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
1- 20
83:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/29(水) 02:40:21.74 ID:7OWLv8JO0
>>82

「フラメンコ?」

ガタリと立ち上がった想の挙動に、優は見たままの推論を呟く。

「ちょっ!?」

ポーズを決めると同時にぐらりと傾いた想の体を優が慌てて支えた。
流石にルーズリーフで足が滑りそうになった。

「ああ、優、来てたんだ。
悪いけどちょっと忙しいから、お茶でも飲んでて」

どす黒い目元からどこかうっとりとした瞳でそう言って、よいしょとばかりに席に戻る想を呆然と見送り、
次の瞬間には優は顔面蒼白で携帯電話にかじりついていた。

「もしもしっ!?私、優。想の家に来てお願いすぐ来てっ!!」

 ×     ×

「想ー、可奈が…」
「あー、駄目だね。あれじゃ何言っても聞こえてないわ。
次にガス欠したら確保しよ」
「扱い分かってますね…」

黙々と手書き計算に打ち込んでいた想がゆらりと立ち上がる。

「今度は何?」
「やばっ!」

部屋の一角から伺っていた優の隣で可奈が耳を手で押さえて床に蹲る。

「なっ、何よこれっ!?」
「ヲタ芸、今日本で流行ってるのよっ」
「想に何教えてるのよっ!?」

「大丈夫、ライブではやってないから」
「じゃなくって!…」
「キタッ」

最高潮に達した次の瞬間可奈が、少し遅れて優が飛び出した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
311Res/431.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice