15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/10(金) 02:40:51.45 ID:q/ehUOle0
巨大物品を足がかりに巨大買い物袋から顔を出して外を見ていると見えてきました。
あれはまさしくおじいさんの事務所をそのまま巨大にしたような巨人種の家。
あんな大きな建物を建築するなんて巨人種の技術は妖精さんに匹敵するのかもしれません。
というのは構造物が同じ断面積で支えなければならない重量というものは
スケールに比例して増加するからです。つまり大きな建物ほど建造が困難になるのです。
かつて繁栄してた頃の旧人類は様々な軽くて丈夫な素材や構造を開発して大きな建物を
建造していたと聞きます。いまは見る影もなくすっかり廃れてしまった技術ですが……。
家に入るともっと年配の巨人種の人がいました。
ちょうどわたしのおじいさんを巨大にしたような容姿ですね。
巨大なおじいさんはわたしの収まっている買い物袋を覗き込んでいます。
巨大おじいさん「うん? 買い物に妖精を頼んだ覚えはないが」
巨大助手さん「……」
巨大助手さんはわたしをつまみ上げると巨大なだけでそれ以外は見覚えのあるテーブルの上に放りました。
……。
……。
……ええ。
判ってますとも。
そろそろ現実を直視しなければなりません。
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