21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:28:38.58 ID:T8SVpnRDo
「ひとしきり部屋を掃除した後、伊織になぜ事務所を辞めたのか尋ねられたんだ。
そこで俺は二人に真実を話した」
「隠そうとはしなかったのですか?」
「隠してもいずればれることだっただろうし
勘のいい伊織のことならなおさらだ。そうだろ?」
「そうかもしれませんね」
「悲しいもんでさ、俺の話を聞いても二人とも泣かないんだよ。
ただ黙って、俺の話を聞いていただけだった。」
「……それは貴方を思ってのことかと」
「だからこそさ。それで三人で晩飯を食ったら伊織の家から迎えが来てな、
それで二人とも帰って行ったよ」
「そのようですね」
「そのあと、一人で泣いた」
「……それは知りませんでした」
「ほぉ、君にも知らないことがあったのか」
「だからこうして話してもらってるのではないですか」
「それもそうだな」
また女を怒らせるのが嫌だったので、
プロデューサーはそれ以上余計なことを言うのはやめにしておきました。
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