過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲー主人公……」 怜「ないわー」 透華「ちょ!?」
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◆GP6NrAnYZ2
[saga]
2012/08/16(木) 05:28:59.32 ID:JGSmCnPD0
浩子「【京たろー】、て……アノ【京たろー】ですか? ホンマに?」
京太郎「アノがどこなのかは知りませんけど、はい」
訝しみながらも念押しの問いに頷く。
浩子「ほ、ほなら……あああ、あなたが常敗無勝の【京たろー】なんですか!?」
京太郎「え、なんだその情けないアダ名……」
浩子「マッチングする相手という相手が、なかば都市伝説とまで言われとる化け物勢でありながら、心折られることなく挑み続けるマ……チャレンジャー!!」
京太郎「今、マゾって言いかけたよね? マゾって言うつもりだったよね!?」
浩子「言葉のあやです、気にせんといてください」
京太郎のツッコミにクールに切り返し、スチャリと眼鏡を持ち上げて浩子が語りを再開した。
浩子「今、ネットで密かに有名になっとる人に会えるとはなー……あとでサインください、オフ会であの伝説のマ……チャレンジャーに会うたて自慢しますから」
京太郎「だから、マゾじゃねーし!」
浩子「いやいや、ご冗談を。四十万超えのオカルト役満喰らったり、【アカギシゲル】を筆頭とする有名どころに両手足の指じゃ足りんぐらいハコにされとる人がそんなそんな、ねえ?」
京太郎「同意求められたところで、頷くとか思ってるんですか!?」
必死に抗議する京太郎。だが、世は無情と言いたげに半笑いを浮かべた浩子が口にした言葉は、彼を愕然とさせるに足るものであった。
浩子「実はですね、プロん方の間でも噂になっとるゆー噂があるんですわ。【京たろー】に会ってハコにしたら、スランプ脱出できるとか、試合で役満出しやすなるとか、婚期に間に合う……みたいな。そのお陰か、プロん人の中には血眼になって【京たろー】狩りに勤しむ方もおるとかおらへんとか」
京太郎「ナニソレコワイ!?」
浩子「まあ、何やってもめげへんサンドバッグみたいな感じとちゃいますかね? 知らんけど」
ガタガタと震える京太郎を眺めて、ニヤニヤ笑う浩子に、こっそり耳打ちするようにして泉が尋ねた。
さっき言っていたのは悪い冗談だろう、と端から信じていない調子で。
泉「そんで、ホンマのとこはどーなんです?」
浩子「ホンマのとこて、さっき話したん正真正銘のガチのマジ話やけど?」
泉「え?」
浩子「ん?」
泉「なんですかそれ、怖すぎますやろ」
浩子「せやな。おばちゃ……監督に聞いた話やと、とあるアラサープロなんかからも狙われとるらしいし。近いうち、麻雀止めてまうんちゃうやろか、あの人」
怜「そーかぁ、京ちゃん麻雀で跳ばしたら私も元気になるんやろーか、なあ?」
京太郎「ヒイィッ!?」
怜「ウッフッフッフッフ……」
セーラ「おー、なんか怜の奴、むっちゃええ顔で笑てるなー」
竜華「うち、嬉しいわぁ……あの怜が、あんな風に気軽に意地悪できる友達ができて……グスン」
セーラ「いやー、そこは喜ぶとこちゃうやろー」
とりあえずここまで。京たろー逃げて、マジ逃げてな話。
次の投下が今日の午後か夜か明日に回すかは未定。たぶん疲労度が高くなったら書くと思います。タブンネ
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