過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲー主人公……」 怜「ないわー」 透華「ちょ!?」
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◆GP6NrAnYZ2
[saga]
2012/08/18(土) 19:22:14.58 ID:GfZsb2q10
錯覚していた……イッチが、咲のSSを書いているとっ……!
女の子が出てこない、なんて無用不要……。
安価
>>777
小ネタ書き込まれたら、それをリハビリ代わりに書く。
てかみんな【アカギシゲル】好きすぎやろ……。
ハギヨシ「それで、須賀様にお願いしたいことなのですが……」
京太郎「は、はい」
万能と呼んで差し支えない執事からのお願いに身を強張らせて、次の言葉を待つ。
ハギヨシ「実は最近、透華お嬢様が塞ぎこみがちでして……」
京太郎「透華さんが……って、透華さんが!?」
思いがけない告白。
良くも悪くも唯我独尊、自分というものの誇りを持った自信家という印象がある透華が塞ぎこむ姿が想像できず、動転する。
京太郎「えと、だ、大丈夫なんですか?」
ハギヨシ「ええ、まあ……原因自体は把握しておりますから、私の方で」
京太郎「さ、さすが執事……ぬかりねえ……」
ハギヨシ「問題はお嬢様自身が、その原因をはっきり認識していないことなのですけどね……」
京太郎「え?」
ハギヨシ「いえいえ、こちらの話でございます」
ため息混じりに漏らしてしまった言葉。
執事ともあろうものが、迂闊。
まだまだだと、己の不注意を悔やみながらかぶりを振る。
原因――十中八、九の割合で目の前の少年と考えて間違いない。
ハギヨシ(今まで、食事会などで声をかけられることは多々ありましたが、誰も彼も透華お嬢様に気後れしたり、辟易したりで親しくなる、ということがなかったせいでしょうね……)
ハギヨシ個人としては、その程度で腰の引ける人には、端から透華に近付かないでほしいので、そこはむしろよかったと思っているのだが。
ハギヨシ(異性との付き合いがなかった分、殊更須賀様が特別に思えるのでしょうね)
この辺りのウブさは衣に通じるものがあり、やはり透華と衣は親類なのだな、と再認識させられる。
ハギヨシ(お嬢様は井上さん達とは少しだけ違う友達……と考えておられるのでしょうが)
つくづく、男女の間に友情は成立しないという言葉を考えた人は凄い。
昔の人の金言に感心しながら口を開く。
ハギヨシ「できれば、お嬢様に電話など掛けていただければ、と」
京太郎「電話、ですか」
ハギヨシ「もうすぐ県予選ということで、確かに顔は出しにくいかもしれませんが……お嬢様には、そうした気遣いが水くさいと思われるのに加えて、こう、疎外感といいますか、壁を作られたと感じるわけでして」
京太郎「はあ、なるほどー…………って、それじゃあ透華さんの不調の原因、俺ですか!?」
ハギヨシ「不調というほどではないのです。以前に増して、麻雀の腕前は上げておられますし……ただ――――」
京太郎「た、ただ?」
何を言われるのかと姿勢を正した京太郎に、厳かに語った。
ハギヨシ「透華お嬢様の頭頂部のアンテナがしょげているのを、みんな心配しておりまして」
京太郎「頭頂部のアンテナ……あ、ああ、アレですか」
アンテナに該当するもの――感情表現豊かな透華のアホ毛がしょげている様を想像してみて、京太郎は重々しく頷いた。
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