過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲー主人公……」 怜「ないわー」 透華「ちょ!?」
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880: ◆GP6NrAnYZ2[saga]
2012/08/20(月) 22:21:40.65 ID:3cOtRvqmo
朝の起きぬけから飯も食わずに酒飲んだら結局、この時間まで復活しなかった……。
また投下再開していきます。最後にまたKAWAIGARI(ど素人との対局)お願いしますよー。

>>871-872 なんで対子二つなのにロン和了りできないのか振り返ってみたら、ポンとかチーで取られてたからか。あれも捨てに含まれる……んですよね?
>>876 してないよ、イッチは普通の紳士だから!



 理由のはっきりしない気持ち悪さに、ベッドの上でバタ足するように足をパタパタさせながら考える。
 いつ頃からだったか、時折こうした正体不明の感情が押し寄せてくる。

透華「…………ハァ」

 バタつかせていた足を止めて、のべっ、と手足を伸ばして嘆息。
 ぼんやりとだが、そうなる原因について見当はついている。

透華「京太郎に関わってから私、ちょっと変ですわー……」

 今の自分は非常にすばらではない。
 ぎゅっ、と目を瞑ってぼやく透華の頭頂部で、時にアンテナとも称されるアホ毛がへにゃりと力なく項垂れている。
 伸ばした手の先に携帯電話が触れた。
 指で引き寄せるようにして手元まで運び、待ち受け画面を起動させる。
 メールの受信記録もなければ、着信の記録もない、まったくもって変化なしの待ち受け画面。

透華「――――――――ムー……」

 衣や一達が傍にいる時には絶対に出ないような、少し間抜けな呻き声。

透華「…………独り相撲ですわね、まったく」

 また意味もなく気分が落ち込んできた。今日はもう、早めに寝てしまおう。
 こういう時は、ぐっすり眠って気持ちを切り替えるに限ると考えた丁度その時、携帯電話から着信を知らせるベル音が鳴り始めた。

透華「あら、こんな時間に電話だなん――――てぇ?」

 着信:京太郎

 携帯電話の着信相手の名前を見て、一瞬固まる。

透華「えっ、え? なんで急に、どうして……ンンッ、ンッ!! ――――も、もしもしっ?」



 この光景を偶然、覗き見していたある人物はこう語る――

「いやあ、ベッドの上に素早く座って身嗜みを整えた後、咳払いして余裕たっぷりに電話に出たトーカといったら……可愛いったらなかったね。え? どうしてそんなベストなタイミングで盗み見できたかって? そりゃあ……」

 家政婦ならぬメイドは見た、って奴かな――
 龍門渕透華さんの友人兼彼女お付きのメイドH・Kさん(16歳)の証言/プライバシー保護のため音声を変えてあります。


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