過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲー主人公……」 怜「ないわー」 透華「ちょ!?」
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905: ◆GP6NrAnYZ2[saga]
2012/08/21(火) 00:23:46.05 ID:35VHodhWo
巻きますか(諦めますか)、巻きませんか(諦めませんか)?


→【2】年上の人を呼び捨てにするのはちょっと……

京太郎『年上の人を呼び捨てにするのはちょっと……』

透華「そ、そう……ですか」

京太郎『さん付けに慣れちゃったっていうのもありますけど……ちょ、ちょっと透華さんを呼び捨てにするのは恥ずかしいかなー、って』

 電話越しにタハハと申し訳なさそうな京太郎の笑い声が聞こえる。

透華「――――――――」

 グッ、と胸の奥からこみ上げてくる感情を押し込めていつも通りを心がける。

透華「は、恥ずかしいのなら仕方がありませんわね」

京太郎『すみません、せっかく気を遣ってくれたのに』

透華「別に構いませんわ。この程度、気にもしてませんし! ええ、気にしてませんとも!!」

 本当は悔しかった。
 たまに彼の話に出てくる知り合いの少女達と同じように、親しげに呼び捨てで呼んでもらえれば、と思っていたのだが。

透華「――――もうこんな時間でしたか……少し長話が過ぎましたわね」

京太郎『え? あ、ホントだ』

透華「私、明日も早いのでそろそろこの辺で切り上げるとしますわ」

京太郎『長時間付き合ってもらってありがとうございました』

透華「フフ、だから気にしていないと……。おやすみなさい、京太郎」

京太郎『はい、おやすみなさい透華さん』

 プツリと通話の切れる音。
 携帯を手にしたまま、仰向けにベッドへ倒れ込む。

透華「――――――――京太郎のバカ……」


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