379:岸[saga]
2012/12/04(火) 18:37:16.22 ID:RG64/xB8o
「よくないよ。 君が正しい知識を持っているかどうかは僕にとっても人生を送る上で重要なファクターだからね」
「で、でも……」
「選択肢は無いよ、ほむら……僕は君の口から聞きたいんだ」
「や……」
ほむらの華奢な身体が壁際へと追い込まれ、逃げ場を無くす
力無い抵抗が、口から漏れ出る
「ほら、こっちを向いて」
「あぅ……」
顎に手を添えられ、半ば強引に彼の方を向かされる
「それで、どんなことをするんだい?」
少年の指がほむらの下唇をなぞり、視線が交差
銀下紅煌、淡く儚い髪の合間から覗く真紅がほむらの心を囚える
「言わないと、ダメ、かな……?」
少年は微笑を湛えたまま、こちらを真っ直ぐに見つめている
有無を言わさない、無言の圧力
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