過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ!」みんな『――――またね!』【安価】
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352: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/15(水) 21:30:44.68 ID:tj2+3Ry80
 健夜「……お母さんの知り合いなら、うん……」


 それほど性質の悪い人間では無い筈……うん、その筈。

 親もそこそこに焦っているはずだ。アラフォーがネタにされてしまう娘に。だからこんな強硬策に至ったのだろう。だから相手にも、最新の注意を払っている筈。

 ……確かにその通りだ。今やあのネタは鉄板となりつつある。

 このままでは風評被害が進み、本当にアラフォー扱いになってしまう―――

 とよく解らない方向に向いていた思考は、


 ?「――失礼します」


 襖越しに聞こえた、若々しい男性の声によって停止した。


 健夜「は―――はい」


 ごくりと唾を飲む。

 聞き心地の良い、魅力的な声に襖越しの姿を想像し―――入ってきた少年の風体に、目を丸くした。


 京太郎「……小鍛冶プロ?」


 健夜「学生……さん?」


 学生服を着た、十代半ばの少年が座っていた。



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