過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ!」みんな『――――またね!』【安価】
1- 20
418: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/18(土) 20:02:48.51 ID:gElHquCu0


 彼女の提案は、酷く突拍子の無いものだった。


 京太郎「ネット麻雀……ですか? 目の前で?」


 携帯のアプリケーション―――俺がまだ、純粋に楽しんでいた頃の遺物は重く、酷く距離を感じてしまう。

 ……ああ。

 酷く無様で無意味な日々であったけど―――少しは、俺も前に進んでいたのだろうか。


 健夜「電子機器を通すだけで、私達の異能は消えるからね。……これなら、対等だから」


 ……そうだ。嘗て宮永咲は、ネット麻雀をして麻雀ではないと本心から告げた。

 思えば、牌が透けるような事も言っていた。……まったく、確かにアレは魔物だ。同じ人間とは、到底思えない。

 そして目の前に居る彼女は、その総大将だ。真っ当な麻雀ならば、五分も持たずに飛ぶ結果となるだろう。

 ……それまでは納得できる。だけど―――


 京太郎「……すみません。条件を、もう一度言ってくれませんか?」


 健夜「うん。私が勝ったら、麻雀を止める。そして、君が勝ったら―――後一年だけでいいから、麻雀を続けて」


 京太郎「……逆じゃないんですか?」


 健夜「それで私が勝ったとして、君は納得するの?」


 京太郎「……しませんね」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/384.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice