過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ！」みんな『――――またね！』【安価】
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469: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:11:51.78 ID:I2I/CX890

　ハギヨシ「……懐かしいですね。以前はまだ、アナタともやり合えたのですが。―――前を向き続けた成果は、出たみたいですね」


　京太郎「……まあ、完全じゃありませんけど。―――少しは歩き出せるようになりました」


　……先程まで後ろを向き続けておいて、何を言っているのだろう、と自嘲する。

　だけどそれでいい。

　変われなくてもいい。例え変われなくても―――いつか、その道が正しいと思えるようになれるなら。


　ハギヨシ「……遠くなりましたね」


　京太郎「俺は近づけた気がします」


　ハギヨシ「……それが遠いんですよ」


　―――ふと、違和感を覚える。

　何かが違う。目の前に居る恩人は、何かがブレていると―――

　そんな微かな停滞。言いようのない違和感は、


　透華「―――ちょっと、よろしいでしょうか？」


　いつの間にか目の前に現れた、一人の少女によって打ち消された。

　……丁度対局が終わったところのようだ。跡には死屍累々の男達が。黙祷。


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