過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ!」みんな『――――またね!』【安価】
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489: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:27:30.80 ID:I2I/CX890

 七転八倒する流れの中、彼にできるのは流されないよう、意識するだけ―――流れを、力ずくで引き寄せる。それしかできない。

 無論適切な流れを視て、そこに天運を乗せて手を進める―――その優秀さは言うまでもない。

以下略



490: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:28:40.55 ID:I2I/CX890

 しかしそれへの影響力に於いて井上純に劣り、変化した先への対応力で染谷まこに劣り、その流れを誘発する能力に於いて福路美穂子に劣っている。

 せめて井上純の能力を開ける事ができればと、無理と知っている事に縋ろうとして――――

以下略



491: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:29:07.65 ID:I2I/CX890

 しなくてもいい。所詮これは練習試合。別に勝利に固執する必要なんて無い。

 それでも、この場は真剣だ。誰もが勝利を目指し、手を抜く気配なんて欠片もない。

以下略



492: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:30:10.61 ID:I2I/CX890

 純(―――ッ!)


 最初に気付いたのは、流れを感知する能力を持つ井上純であり、
以下略



493: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:30:39.09 ID:I2I/CX890

 七転八倒した流れは、その行く先を変える毎に流動し、加速していった。

 結果として彼が開けた風穴は怒涛と化し―――一気に彼へと降り注ぐ。

以下略



494: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:31:11.50 ID:I2I/CX890

 美穂子(打ち筋が乱れた……?)


 見れば、彼は一瞬で疲労困憊に陥っている。
以下略



495: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:31:44.42 ID:I2I/CX890

 こうして勝敗は決した。


 美穂子(読めない……彼の癖が、一巡毎に変化してるように見える……!)
以下略



496: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:32:11.14 ID:I2I/CX890

 ―――静寂が訪れる。

 点数申告を行った当人さえも、現実を受け入れられてないのだ。無理もない。

以下略



497: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:32:36.61 ID:I2I/CX890

 おそらくだが俺のアレ――流れに開ける風穴は、卓上に渦巻く運の総量に比例する。

 ならば―――アレは間違いなく上へ対抗する切り札に成り得る筈だ。

以下略



498: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:33:15.52 ID:I2I/CX890

 京太郎「俺の……勝ち?」


 衣「……その通りだ」
以下略



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