過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ！」みんな『――――またね！』【安価】
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507: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/19(日) 20:39:17.25 ID:I2I/CX890

　純「負けっぱなしは性に合わないからな。また楽しく打とうぜ」


　智紀「楽しみにしてる……」


　衣「今度会う時は、勝負するぞ！」


　ハギヨシ「―――美味しいお茶を用意して、待っております」


　京太郎「……ありがとうございます」


　ハギヨシの友人―――それだけで、彼女達にとっては理由に成り得るのだろう。

　ああ―――慕われますね、ハギヨシさん。


　美穂子「あ……あの、須賀君、これも」


　京太郎「え！？　い、いいんですか？」


　美穂子「ええ、楽しかったから……好きな時に掛けて」


　京太郎「あ、ありがとうございます」


　……寝起きで助かった。今でさえ心臓が跳ねたのだ、素面だったら正直どんな反応してたか判らない。


　まこ「いやー、まさかここまで腕を上げてるとはな。正直予想もしてなかった。こういう真剣勝負は、慣れてないと思ったんだが―――それさえ克服するとはな」


　京太郎「初めてだろうと二回目だろうと、やる事は変わりませんよ」


　まこ「序盤にビビッていたのは、どこの誰じゃ？」


　京太郎「―――誰でしょうね、そのチキン」


　はははは、と互いに笑い合う。

　……ああ、疲れた。

　だけど、全力を出し切った事への後悔なんて、間違っても存在しなくて。

　また一つ、感謝すべき過去ができた。―――それは、いつかまた重りになるのだろうけど。

　ただ麻雀を、初めて本当に楽しめたような気がして、いつのまにか頬はにやけていた。


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