過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ!」みんな『――――またね!』【安価】
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815: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/24(金) 21:24:04.99 ID:NvPQMTce0

 空は高く、星は大きい。―――そして輝く、須賀京太郎だけの星。


 京太郎「……昔の俺がやったら、負けてたのかな」


 少し前の自分を思い出す。

 あの時の須賀京太郎は、絶望的なまでに弱かった。何故ここまで伸し上がれたのか、自分でも奇跡だと思う。

 ならば―――奇跡を起こし続けるには、どうすればいいのか。


 京太郎「……………」


 宴会は墓地の隣にある、或る寺にて行われており、外からもその様相と喧騒が伝わってくる。

 一緒になって騒ぐのもいいのだが……麻雀をしたせいか、そんな気分じゃなくなってしまった。


 京太郎「―――起こし続けるか。そんなの、本当にできるものかね?」


 ……遠くからの喧騒だけが響く、静かな夜。星空を見上げて、静寂を払うように言って、


 ?「―――ま、無理だろうな」


 突然響き渡った、老人の声に眼を丸くした。


 ?「おいおい、そんな顔をするなよ。お前も暇なんだろう? だったら、少し話をしようじゃないか」


 中年の域を超えて翁。

 極一般的な風体でありながら、異様な空気を放つ老人がそこにはいた。


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