過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ!」みんな『――――またね!』【安価】
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969: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/27(月) 20:39:39.38 ID:zPpCPNje0


 インカレの中継を思い出す。

 先鋒の小瀬川白望と、次鋒のエイスリン・ウィッシュアート。中堅の鹿倉胡桃に、副将の臼沢塞、そして目の前に居る、大将の姉帯豊音。

 アレなら充分プロで通用するのに、と漠然と見ていたのを思い出す。

 ああ―――本当に強かった。


 豊音「あ……本当に、見てくれてたんだ」


 京太郎「ええ。何しろ娯楽が少なくて」


 豊音「そ、そうなの? じゃあ、休日とか―――」


 京太郎「一日中ぽーっとして、殆ど何もしてませんよ。……いや、何をすればいいのか判らないし―――何をしようとも思えない」


 京太郎「……だからなんでしょうね。残ったものを忘れないよう、凝視している」


 ……そう。

 俺はトシさんに保護された時、既に全ての記憶を喪失していた。

 俗に言う記憶喪失だ。人として生まれてからの記憶は全て失せ、何もいない自室に入っても、なんの感慨も浮かばなかった事から、実感も喪失しているらしい。



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