過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ!」みんな『――――またね!』【安価】
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974: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/27(月) 20:44:02.38 ID:zPpCPNje0






 京太郎「ふ、ふふふ。おやっさん、店にある銃ありったけ持って来い、金ならある!」


 視界の先には縁日の射的にムキになる、明治の博徒風の青年が一人。

 一度やった以上、引っ込みがつかないのだろうが、容姿も合わせて相当な視線を集めているが彼は気にする様子もない。

 既に空には華が浮かんでおり、目の前の騒動か空を見上げるべきか、周囲の人々は視線を右往左往している。

 ―――ああ、そういえば彼にも、こんな子供っぽい一面があったな、と今更のように思い出す。

 もしもあの日がなかったら、このままの景色で―――私達はもっと近かったんだろうな、と漠然と思ってしまう。


 豊音「………………」


 彼は無着色だ。

 約束の品は何一つなく。残った思い出は何もない。

 あの時の願いも。嘗て背負った責任も。

 彼を彩るものはなにもない。


 それでも―――私は、彼と居たいと願った。



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