過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ！」みんな『――――またね！』【安価】
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979: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/27(月) 20:47:08.77 ID:zPpCPNje0

　そして私は―――過去を受け止めて、彼の隣で笑えるよう、歩く事ができる。

　あの灰色の景色への怨念も。

　止められなかった果てしなき悔恨も。

　全て背負って―――笑って行ける。


　だから―――


　豊音「えへへ、私もー！」


　京太郎「ぐふぁ、姉帯さんまで！？」


　豊音「違うよー、私を呼ぶ時は――――」


　私の声は、空を覆う打ち上げ花火によって打ち消される。

　それでも、なんと言いたいかは理解したようで、彼は私の名前を呼ぶ。

　直ぐ傍の温まりの間に壁は無く。過去さえも超えていけると思うから。

　――――私は彼と一緒にいたいと、一点の曇りもなく、笑いながら思えるなら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 ヒト
　豊音「少しは――――アナタに相応しい女になれたのかな」


　ねえ？　京太郎君――――


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