過去ログ - 召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その41
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499: ◆1otsuV0WFc[sage saga]
2012/08/31(金) 17:36:06.75 ID:g2kjKT9zo
 本陣には重装歩兵をメインに約3万が駐屯し、戦局を見定めていた。

副司令官「国境までの距離はおよそ2キロ。30分もあれば到達するか」

大軍師「……」

 南方司令部は約5000の兵を抱え、その大半を南西の貯蔵エリア防衛に回されていた。

南方参謀「予想外ね」

南方副司令「哨戒を言い渡しておきながら、兵力を防衛に充てるとはな。牙をもがれたも同然だ」

南方魔道長「哨戒? 遊撃じゃなかったのか?」

南方弓長「何はともあれ、残った面子でやるしかないわよ」

南方司令「行くぞ……我らの正義を見せてやれっ!」

ボス「おうっ!!」 バシッ

ゴロツキ「おぉーっ!!」
チンピラ「おぉーっ!!」

 南方司令部の主隊はわずか500名。つまり4500が貯蔵エリアに回されたのだ。

 この時点で当初9万いた国軍は、別働隊に5000ほどを費やし、南方司令部5000を切り離し、

 本陣には3万が駐屯。更には騎士団長率いる騎士団は南の街に残り、その数は7〜8000。

 つまり、今まさに進軍している兵はワーカーも含め、4万弱しかいない計算となるのだ。

大軍師(司令……この戦、負けるかもしれませんよ)

 南東国の推定兵力は6万弱。既に主力がぶつかっても数で負けるのだ。

 これは完全に采配ミスでありながら、左翼で固められた上層部に対し、これと言った進言もない。

 大軍師とてそうだ。編成は任されても作戦立案には一切関与出来ない。参謀であるにも関わらずだ。

副司令官「……」

 だが左翼も敗北を望んでの布陣ではなかった。南東国に動きがないと踏んで最善策を取ったまでだ。

 少なくとも、この時、この瞬間までは確実に勝利を信じていた。


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