過去ログ - 召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その41
1- 20
859: ◆1otsuV0WFc[sage saga]
2012/12/18(火) 15:05:36.15 ID:3o/4nHgWo
〜東の城、最上階〜

戦士「扉だっ!」 タッタッタッ

召喚士「……ここが目的地みたいだね」 ズザッ

魔道士「開けて大丈夫ですかね?」

盗賊「……周囲に気配はない。大丈夫」

戦士「んじゃ、行くぞ!」

 ガゴンッ!! ギギイイイイィィィィ……

召喚士「……っ」 ザッザッザッ

魔道士「薄暗い……」

戦士「正面の松明がそうか?」

盗賊「……分からぬ。だが……何か居る」

 ザッザッザッ

召喚士「……」

 天井は高くそびえ、暗闇の為に正確な高さまでは把握出来ない。

 その下で部屋の奥にぼんやりと灯る松明が揺れていた。

 そこには玉座があり、何者かが腰かけている事が感じ取れた。

 だが威圧のようなものは一切ない。何となく気配がするといったものであった。

 召喚士達はゆっくりと玉座の方へと歩み寄っていった。

魔道士「……っ」

召喚士「……」

 玉座には確かに、人の姿があった。しかし顔を青白く生気はない。

 ぼんやりとした表情で視点定まらぬその目は何かを見ているような何も見ていないような。

 微動だにせぬまま、玉座の男はゆっくりと口を開いた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/586.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice