過去ログ - 召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その41
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909: ◆1otsuV0WFc[sage saga]
2012/12/18(火) 16:24:11.93 ID:3o/4nHgWo


召喚士「……」

 吹き飛んだ天井から夜空を見上げていた。気付けば既に夜になっていた。

 それから明朝、召喚士は人知れず南東国を去っていった。

召喚士「……」

 誰も救えないのならば、1人でやるしかない。1人でやれば良い。

 召喚士は呆然とした眼差しでそう繰り返し、思っていた。



 事実上、戦争は終わった。あくまで形式だけのものではあるが。

 この後、南東国は次男が国主として立つものの、依然として長男派、

 三男派が抵抗をみせ、国内は小規模な内乱が続いた。

 白馬騎士も単身、よく支えたが到底、限界があり、騎都尉は失踪後、

 一度も南東国へその姿を見せる事はなかった。

 時同じくして本国も南部を中心に荒れた。今回の戦争責任を厳しく追及する左翼、

 その謀略を暴こうと奔走する国軍本部の小競り合いが引き金となり、

 左翼の主要な者らを斬ったとして総司令は追放、指名手配の身となり失踪。

 以降は統制取れぬまま、各司令部が個々に魔王軍にあたる展開となり、

 辛うじて勝利を得るも、同時に激しい犠牲を生む結果となっていった。


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