過去ログ - 姫神「浮気しちゃ。ダメだよ?」ギュッ上条「もちろん」ナデナデ
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/14(火) 22:07:23.28 ID:WPvz9h6DO
ふっ、と夜闇の中に、それより更に濃い黒線が流れた。
白い布の上の、その軌跡は、長い長い女の髪。
広がるは布だけではない。
白さだけなら布と同等、肌理細やかさは布より上、美しさを見るなら比肩の余地のないその白は、女の肌だ。
黒と白。
ツートーンの柔肌と、香る吐息の甘さが幻想を誘う。
「……上条。くん」
「あ、か、ひ、姫神……」
思わず、ぼう、とそれを見つめていた自分に気が付いたのは、幻想の元に名を呼ばれたからだ。
「……灯り。消して」
少女は、姫神秋沙は、ふいと視線を逸らした。
白に、紅が差す。
左は膨らみを横に、右は茂みを縦に。
繊手が、密やかに、偲ぶ、
「……」
見下ろす彼は、ただ、渇いた喉を己が唾液で湿すのみ。
ジジ、と、蛍光灯が、催促するように音をたてた気がした。


……この艶劇の始まりは、ほんの三日前の、とある夕暮れから……。


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