899: ◆pCll5Zr.d.[saga]
2012/08/24(金) 22:47:50.60 ID:EdBTtX5N0
「…ここは」
「…○○○!意識が戻ったのね!」
「母さん…俺、何で病院のベッドに居るんだ?」
「貴方は…昨日帰り道に何者かに襲われて、車で連れ去られた先で暴行を受けていたのよ」
「…そっか」
「お医者様が言うには…生きているのが不思議な位の状態だったって話よ」
「…ごめんな母さん。心配かけちまって」
「ねえ○○○。どうして貴方がこんな目に遭わなきゃいけないの?」
「…」
「貴方が毎日誹謗中傷を受けて、あげく死にそうな目に遭う理由が何処にあるの!」
「…それは」
「どうして…こうなっちゃったのよう…」グスッ
「…母さん」
「少年…君には資格があるようだ。全ての頂点に立つ資格が…」
「見守らせてもらおう。君の行く末を…」
10月○日
被検体候補の監視に向かおうとした所、集団暴行を受けている少年を見かけた。
任務外の行動ではあったが…私の忌み嫌う数の暴力を為そうとする者達の存在を許す事は出来ない。
私は屑共を始末したが…少年は既に虫の息であった。私は止む無く、彼に試験中の薬を投薬した。
アレは毒性を持たぬ物ではあるが、適合性が無ければ死は避けられない。生きていて欲しいものだ。
10月△日
件の少年はどうやら意識が回復したらしい。アレに対する相当の適正を持っていると判断していいだろう。
私はこれより彼を被検体000-Kとして監視する事にする。本来の被検体候補に関しては、他の者に任せよう。
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