904: ◆pCll5Zr.d.[saga]
2012/08/24(金) 22:52:53.62 ID:EdBTtX5N0
「…貴様等に協力すれば、○を守る事が出来るのだな？」
「ええ、○○弁護士。貴方が我々の活動に協力していただけるのであれば」
「…是非もあるまい」
10月□日
○○弁護士らが我々の活動に協力してくれる事になった。これで組織の活動もより円滑なものになるであろう。
我等の目的が為されれば、先日のような下らない輩をこの世から一掃する事が叶うのだ。すばらしい事だ。
先日の少年だが、学校側の以降で転校する事が決まったらしい。あのような目に遭ったのだ、致し方あるまい。
…どうやら私は、あの少年の今後に強く興味を惹かれてしまったようだ。あの時の彼に、嘗ての自分を重ねている訳でもあるが。
「…俺の担任だろうがなんだろうが、俺の過去に触れるんじゃねえ！」
11月×日
転任して数週間が経つが、被検体000-K(以下、「少年」という)の態度は頗る反抗的だ。
自己防衛の為の行動であろう…無理も無い。しかし私が教師の立場でもある以上、彼の事は指導せねばなるまい。
…いけない。彼は生徒である以前に、一被検体であるというのに。
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