過去ログ - ほむら「いつもの病院じゃない…」
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84:[saga sage]
2012/08/20(月) 10:13:38.83 ID:8qKtL9NO0


心理学者A「医学者Aよ、まずはこれを君にお見せしよう」カチッ

そういって、心理学者Aは録音ビデオを再生する


『ほむらちゃん、こんにちは』


桃色の少女は声を出しながら、ほむらの腹部に指で、文字をなぞり、挨拶を済ます

手には日記と書かれたノートを、持っている


『ほむらちゃん、今日は楽しかったね?みんなでお花見に行って』

『マミさんの手作り弁当おいしかったね。杏子ちゃんが半分くらい食べちゃったけど』


医学者A「これは……」


『そのあと、みんなでカラオケ行ったね』


心理学者A「因みに医学者Aよ、今の季節だが、6月な訳だが」

医学者A「ああ……なぜ花見……?」

心理学者A「暁美ほむらは、2ヶ月前に東京都から来た転校生らしい」

心理学者A「恐らく季節順に……出合った頃の事をイメージして朗読しているのだろう」

医学者A「彼女は……毎日、病院にきているようだが、あの朗読をいつも?」

心理学者A「そうだ……そして見よ暁美ほむらの『口元』を」

ほむら「…………」ニッコリ

顔は鼻から目まで、包帯で覆われている

暁美ほむらの表情が唯一、確認できる方法は、この口元しかない

そのほむらの表情は穏やかに、微笑んでいた

医学者A「……」

心理学者A「M・Kはきっと、夢の中だけでもと、彼女を幸せにさせてやりたいのだろう」

心理学者A「そういえば、話は変わるが」

心理学者A「薬物はどれ位の量を投入してるのかね?」

医学者A「……一日に3回。量は少なめ」

医学者A「今はな」

心理学者A「……『今は』か」


―――――――



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