302:>>300 解除条件は変わりません。 ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/19(日) 19:07:01.97 ID:2xwtSFRF0
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御剣と一緒に行動して、数時間が経過した。
ゲーム開始から6時間を超えると、突然戦闘解禁ということになったため、2人は辺りを警戒しながら進む。
「結構歩きましたけど、ぜんぜん人と会いませんね……」
「そうね……。もう3階や4階へ行ってしまったのかしら?」
途中で3階へ上がる階段を見つけたのだが、そこは瓦礫で埋もれていて上がることが出来なかった。
ツールボックスからGPS機能が手に入っていたため現在位置がわかるのだが、どうやら“×”がある階段は登れない事になっているらしい。
「……御剣君、やっぱりナイフは腰に装備して頂戴」
「えっ……なんでですか? 俺は武器なんて使う気は無いんですけど」
「武器を持っているってだけでも自衛になるのよ。別に誰かを傷つけるためじゃなくて、誰かに襲われた時に自分自身を守るためにっていうことよ」
途中で手に入ったナイフを御剣は鞄にしまって、頑なに装備をすることを拒否していた。
しかし、これから戦闘が起きるかもしれないという事になると無防備で居るというのはあまりに危険である。
「……はい、分かりました」
「うん、ありがとうね」
御剣は少し嫌そうな顔をしながらもナイフを腰に差した。
「――――ッ!」
その時、壁を伝って甲高い轟音が耳に入った。
それはアクション映画で聞いたことがあるような音――銃声だった。
「目黒さん、行きましょう!」
「え、ちょ、ちょっと御剣君!」
銃声を聞いた途端に御剣は聞こえたであろう方向へ走り始めた。
そんな危険地帯にすぐさま自分から踏み入れるなんて、どうかしている――
私はどうする?
>>305
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