過去ログ - 安価でシークレットゲーム
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341: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/20(月) 00:28:54.45 ID:y+nVlc5R0
右にはまだあの少女が近くにいる可能性があるので、左へ進むことにした。

(また、1人か――)

御剣君と何気無く交わしていた他愛の無い話が物凄く懐かしい感じがした。

(神様は、いつも私を1人にさせようとするわね――)

唯一私に生甲斐を与えてくれる弟の亮の顔が今すぐに見たかった。

彼が生きているから、私はいつも頑張れる――

彼がそばにいてくれるから、私は生きている――

血は繋がっていないけれど、私にとっては大切な……大切な人である。

(亮、待ってて……)

目黒は髪を結びなおして歩き始めた……


――――――
――――
――

「はぁ……」

階段が見つからない。

ツールボックスも見つからない。

他のプレイヤーも見つからない。

この三拍子が揃ってしまえば、自然と溜息が出てしまうだろう。

(私、いまどこにいるのかしら……)

かれこれ2時間は休憩しつつ歩き続けていただろう。

既にゲーム開始からは12時間が経過している。

「お腹が空いたわね……」

目黒はリュックサックから普段食べ慣れている携帯食料を取り出して、食べ始めた。

まず水を飲んで口の中を潤わせて、携帯食料を食べて中がパサパサになり、再び水を飲んで中を潤わす……

このサイクルを続けるだけの淡々とした食事は、目黒にとって生活の一部となっていた。

「……ん?」

その時、ふと視線の奥に人の姿が映った。

そこに映ったのは?

コンマ判定(1個↓)

00〜60 麗佳
61〜90 手塚
91〜99 北条(覚醒)




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