過去ログ - 安価でシークレットゲーム
1- 20
379: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/20(月) 21:38:16.33 ID:y+nVlc5R0
>>377
出てないキャラを出しやすいようにしたところも(多分)あるんですがね……

――――――――――
――――――――
――――――
――――
――

「ん……」

ふと、目黒は目を覚ました。

ゲームが始まった時もこんな感じだったような気がする。

非常に濃い時間を過ごしてきているため、一日前のことなのに何年も前の様な感じがした。

「おはよう、目が覚めたのね」

「あ……ふみかさん、おはようございます」

目を擦りながら目のピントを合わせると、青い受付嬢の服を着た文香さんが居た。

「はっ……時間は!?」

ふと、侵入禁止エリアのことを思い出してPDAを取り出す。

時間はゲーム開始から32時間、となっていた。

8時間あまりの睡眠をとっていたことになり、その間ずっと見張りをしていた文香さんに申し訳ない気持ちが込み上げてきた。

「6時間が経ったときに起こそうかと思ったのだけど、奈央があまりに気持ちよさそうに寝てたからね」

「そ、その……すみません」

文香さんはニカッと笑顔をくれるのだが、自分の緊張感の無さに少し心が沈んだ。

「ほら、起きてしまっ事にはくよくよしない! 朝食が出来てるから、一緒に食べましょう?」

「……はい、ありがとうございます!」

文香さんが薄れかけている記憶にある母親に似ている気がした――

(お母さん、お父さん……)

幸せ“だった”頃のことを思い出して泣きそうになったが、また文香さんに心配されるので、堪えて朝食を文香さんと一緒に食べた――

【侵入禁止エリア:屋外+1階】



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
986Res/411.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice