380: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/20(月) 22:00:12.24 ID:y+nVlc5R0
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朝食を食べながら文香さんと話し合った結果、侵入禁止エリアは8時間ごとに上昇していくため、早めに4階へ行こっておこうということになった。
「階段は近くにあるようね」
文香さんのPDAを見ると、ゆっくり歩いても1時間ほどで辿りつけそうな場所だった
「そろそろ、行きましょうか」
「ええ、そうね」
荷物をまとめて、長い髪もついてに結んでまとめた。
「奈央の髪……長くて、とっても綺麗ね。とっても羨ましいわ」
「あ、ありがとう、ございます……」
文香さんに褒められて思わず顔が火照てしまう。
「私も、これからちょっと伸ばそうかしら」
「伸ばすと、手入れがすごく面倒ですよ」
「なんだか奈央が言うと、すごく説得力があるわね」
お互いに笑いながら会話を交わしていく。
ここに御剣君が居たらもっと温かかっただろうな、と今更ながらに思ってみた――
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「ストップ! ……誰か、いるわね」
恒例の階段前のホールの近くまで辿りつくと、文香さんがサット手を出して前に進むのを制した。
(友好的な人だったらいいんだけれど……)
文香さんがまだ監視をしているため、目黒には誰か確認する事は出来ない。
「少し近づいてみましょうか――」
ゆっくりと歩く文香さんについていく時に、少しだけ姿を確認することが出来た。
そこにいた人の数は?
【コンマ判定(1個↓)】
00〜40 1人
41〜90 2人
91〜99 3人
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