62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)
2012/08/15(水) 23:48:16.62 ID:rHw6Taxd0
「女の子か?」
遠すぎて断定はできないが、髪の長さから女性ではないかと思われる。
「お〜い!」
「ちょ、渚さん!?」
相手がどう出るか分からないというのに、渚さんは後先考えずに向こうへ近づいて行っている。
「あ、あんた達は誰だ!? 私を誘拐した犯人なのかッ!?」
少女らしい声が廊下を伝って聞こえてきた。
走って近づいてきた渚に対して少女の上げた声は、完全に警戒心丸出しだった。
「渚さん、彼女は警戒していますから、もっと慎重にって……」
「私は〜綺堂渚と申します〜! よろしくお願いします〜」
「えっ、な、なにいきなり自己紹介して……! そうか、そうやって私を油断させようって魂胆だな!!」
「何かを勘違いしているようだけど、俺達も君と同じ境遇だよ」
首を指さして同じ白い首輪をつけているということを彼女にアピールする。
「ほ、ほんとだ……」
首輪を見て少し落ち着いたのか、彼女はゆっくりと戦闘体勢を解いた……
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今日はここまでです。
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