過去ログ - 安価でシークレットゲーム
1- 20
672: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/24(金) 00:12:14.45 ID:zIW1Ee7n0
【コンマ判定>>666 43→北条 >>667 19→色条】

「ん……あれは――」

遠く見えたのは、廊下の色にはそぐわない赤色だった。

そこに2人の人影が見える。

「かりん、お姉ちゃん……! お姉ちゃん……ッ!」

「ゆう、き……無事か?」

「う、ん……お姉ちゃんが、助けてくれた、から……!」

「そっか……よか、った…………」

血だらけになりながらも、まだ幼い少女は血まみれの中学生くらいの少女に必死に話しかけていた。

「惨いことしやがる……」

少女の右手が肩から切断されていた。

床に転がっている人には到底持てそうにない大きな斧が、容赦無く彼女に振りかざされたのだろう。

(罠、か……)

画面には、“罠:人斬り大斧”などというふざけた名称が書かれていた。

「…………お姉ちゃん? お姉ちゃん! ……いや、いやああああぁぁぁぁ!!!!」

少女は大量出血により息を引き取ってしまったようだ。

大人子供関係なく巻き込んでいるこのゲームの主催者に俺は尋常ではない殺意が湧いていた。

「……おい」

「……ひぅ、えぐっ…………うぅ…………」

「おい!」

ずっと泣いている幼女に、俺は喝を入れるようにして怒鳴った。

「……ッ! お、おじさん……だ、誰?」

「いいから、そこの部屋で血とか落として来るんだ。替えの服があったら着替えてこい……」

「……う、うん」

幼女は目を拭いながら、部屋に入っていく。

さて、彼女のPDAは……


【コンマ判定(1個↓)】

00〜80 起動している
81〜99 壊れている




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
986Res/411.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice