過去ログ - 安価でシークレットゲーム
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702: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/24(金) 17:55:20.32 ID:zIW1Ee7n0
「ん……誰かいるな」

色条を肩に乗せたまま歩いていると、2人の人影が見えた。

金髪にハットを被った男と、筋肉質な男2人がこちらに気が付く前に、俺は色条を肩から降ろした。

「おい、アンタらもこのゲームの参加者か?」

「うん、そうだ。お互いにルールを交換しないか?」

「ああ、俺達もそれで困ってたところなんだ――」

2人とも柄が悪そうな感じだったが、戦闘意志は全く無いようだった。

一先ず、近くの部屋で対話をすることになった……

――――――
――――
――

話は難なくすんなりと進んでいった。

色条がずっと俺の後ろで服を掴みながら、彼らから隠れているのが少し気になったくらいである。

金髪の男が手塚義光、そして無駄に体が鍛えられている男が高山浩太である。

2人が煙草を吸い始めようとしていたが、色条の事を考えて止めるように呼びかけると2人とも渋々としまった。

「で、そこの嬢ちゃんは?」

「…………色条、優希」

「どうやら酷く嫌われてしまったようだな……」

どうしてか色条は手塚と高山を酷く恐れているようだった。

どちらかと言えば、恐れるべきは俺だというのに……、と滑稽な光景に思わず苦笑が漏れる。

ルールは一応全部揃った。最後に手に入ったルール8には、ゲーム開始6時間までは全面戦闘禁止エリアであるということが記載されていた。

いまはゲーム開始から5時間が経過しているため、あと1時間もすればほぼ自由に戦闘を行えるという事なのだろう。

「それで、梶原さんはこれからどうすんだ……?」

手塚は意味深な言葉を吐きながら、後ろに隠れている色条と俺を交互に見る。

恐らく、このまま手塚達とついていくか、それとも色条と一緒に行くか、ということを聞いているのだろう。

まあ、彼らから見れば色条は足手まといとなると思ったのだろう。

いや、もしかしたら俺と色条を離して、1人になった色条を狙おうとしているのかもしれない。

「俺は……」

どうする?

>>705

1.色条を置いて手塚達と一緒に行く

2.手塚達とは別れて色条と一緒に行く

3.色条を一緒に連れて行っていいか、と頼んでみる

4.その他






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