744: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/25(土) 02:41:29.59 ID:Yf/AOc980
「おじさん、大丈夫!?」
後ろで見ていた色条と綺堂がこちらへ近寄って来る。
「おい、姉ちゃん。どこを怪我してんだ?」
「……こ、ここ――」
彼女が指さしたのは他人からは一見だと見えずらい足首の内側だった。
腫れはそこまで酷くないので、恐らくは筋を捻った程度だろう。
「綺堂、救急セットを……」
「は〜い。お姉さんも手伝いますね〜?」
意外にも綺堂は治療についてなかなか知っているらしく、彼女の足首の治療は思いのほか早く終わった。
「…………あ、ありがとう。あなたのおかげで助かったわ――痛ッ!」
「おい、あんまり動かすなよ……? 悪化すると、筋に捻り癖がついちまうからな」
歩こうとして崩れかけた女性の手を掴んで引き上げる。
彼女は少し目を丸くしながらも、サッと手を離した。
まあ、知らない男に触れられれば拒否反応を示すのが普通であろう。
「綺堂、肩を貸してやってくれないか」
「お任せあれ〜」
「す、すみません……」
「ううん、いいのいいの〜!」
取りあえず近くの部屋で話を聞くことにした……。
――――――
――――
――
今日はこの辺で。
麗佳さんがようやく来ましたね……!(ゴリ押し)
986Res/411.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。