77: ◆WNrWKtkPz.
2012/08/16(木) 22:36:37.79 ID:riAbIR5V0
「……誰かいるな」
戦闘解禁となっているため、階段付近になってからはゆっくりと3人は進行していた。
そして何事もなく進んでいた。
しかし、階段の手前には広いホールには薄暗くも人影を確認することが出来た。
「忍く〜ん、どうしたの〜?」
「渚さん、静かに――」
階段手前でじっとしているという人物のパターンは2つ。
1つは友好的な人物。
もう一つは、好戦的な人物。
前者ならば何事もないのだが、後者なら話は別である。
「……渚さん、北条さん。ちょっとここで待っててください」
「えっ……細川さん、どうしたの?」
「万が一のことを考えて、男の俺が一人であそこにいる人に接触を図った方が良いかと」
「忍くんだけ危ない目にあうかもしれないなんて嫌だよ〜!」
「そ、そうだよ。細川さんだけって……」
「いや、ここは俺に任せてください……。渚さん、北条さんを頼みますね――」
「し、忍く〜ん!」
渚さんは言っても聞かなさそうだったので、振り切っていく事にした。
正直、もし戦闘になってしまった時に2人がいると不利な状況になる可能性が高いからである。
ホールにいたのは? >>79
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