過去ログ - 安価でシークレットゲーム
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776: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/25(土) 16:11:04.69 ID:Yf/AOc980
「ハッ……がきんちょ、もうちっとばかしバレないようにしねぇとなぁ――」

そう言って俺は少年の腕を踏んだ。

「――――ッ! あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ァ”ァ”ア”ァ”!?」

人間が出すとは思えない声が、廊下に響き渡る。

こんな分かりやすい襲い方があるのか、というほどに長沢の思惑は読みやすかった。

まず出会った時点で長沢の挙動がおかしかった事、そしてしきりにこちらの動きを凝視していたこと。

こんなことをされれば、襲うからと事前に報告しているようなものである。

「おら、どうした? 俺を殺すんじゃなかったのか……おい?」

「……ぁ、ぇ……ぅ…………ぇ…………」

長沢は有りとあらゆる穴から液体を吐き出していた。

「こういうのをな、社会では自業自得っていうんだわ。分かるかァ?」

襟をつかんで無理矢理起き上がらせて、じっと真っ直ぐ目を合わせる。

「……ごめ、ん”、な……ざい」

「おう、悪い事をして、ちゃんと謝れるってのは偉い事だわ。おっさん、ちょっと見直した――」

蹴りが思いっきり長沢の腹に食い込み、壁に思いっきりぶつかった。

「ガハッ…………!?」

長沢は信じられない、と言った目でこちらを見ていた。

蹴られた衝撃で転がったPDAを俺は拾い上げて確認する。

「3かぁ……だったらちょっと、早まっちまったなァ。若気の至りってか?」

PDAをポケットに入れて、うずくまっている長沢に近づく。

「ごめ……ごめんなさ、ぃ”……。ゆ”るしで…………ッ!」

「……おい、聞こえんかったわ。何て?」

「ゆるして……ください”! ゆる”して――」

「舐めてんじゃねぇぞコラァ!!!!」

長沢は痛みと恐怖が混ざった涙を大量に流す。

「殺られる覚悟無しに殺りにきてよぉ、いざとなったら許してくださいってか……? それは都合が良すぎじゃねぇか」

俺はコンバットナイフを持って長沢の胸に突き刺した。

「う”……う”あ”あ”ぁ”ぁ”…………!」

必死に俺の手を掴んでもがいているが、振り払って俺はもう一度突き刺した。

「ぁ…………ぁぁ――――」

「…………チッ、服が汚れちまったか」

ナイフについた血を水で流して俺はその場を後にしようとする――

「あ、アンタ! 何してるんだ!」

振り返ると、高校生くらいの青年と少女、そして受付嬢のような女性がこちらを警戒するようにして見ていた。


どうする?

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