過去ログ - 安価でシークレットゲーム
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788: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/25(土) 17:04:24.23 ID:Yf/AOc980
ゲーム開始から16時間――

血の付いた背広を適当にどこかの部屋に脱ぎ捨てて、俺は合流地点で煙草を吸っていた。

「――おじさーん!!」

遠くから色条の声が聞こえたので、ふと見ると走こちらに全速力で走ってきていた。

「おっと……危ねぇよ」

ダイブしてきた色条をそっと置いて、彼女が来た方向を見るとゆっくり歩いてきている矢幡の姿が見えた。

「……綺堂はどうした?」

「渚お姉ちゃんは……。休憩している途中で居なくなっちゃった…………」

「突然か?」

「うん、ちょっとトイレに行ってくるって言ったまま……っ」

泣きそうになる色条を慰めることなく俺は矢幡のほうを見た。

「綺堂の件について、経緯を説明してくれないか?」

「……優希の言った通りよ。何の前触れもなく消えたから、本当に分からないの」

「そうか……」

綺堂渚は裏切った、と考えておくのが一番いいだろう。

とは言っても、Jの首輪の解除条件のことを考えるとなぜこのタイミングで抜けたのかがよく分からないが――

「でも、拳銃は置いて行ってくれたみたい」

そういって矢幡は銃弾が1発だけ入った拳銃を渡してきた。

(……なんなんだ、あいつは――)

彼女の考えている事がよく分からない――

「まあ、取りあえず合流できたという事で良しとしようか」

「あなたは、1人でいる時に何かあったの?」

そう言えば、俺は1人でいる間に長沢を殺したり、青年たち3人に出会ったりと色々あった。

このことを話す? 話さない?

話すなら内容の要点を記載

>>791




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