807: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/08/25(土) 19:05:23.13 ID:Yf/AOc980
結局、俺と矢幡がお互いに信用しきれないということと、奇襲された時のことを考えて戦闘禁止エリアを目指すことになった。
「……むにゃむにゃ」
ということは、俺が寝ている色条をおんぶして歩かなければならないという事に直結する。
「アンタたち、本当に親子みたいね……」
「お嬢ちゃんが勝手に懐いてるだけなんだがな」
「っていう割には、アンタ優希にはやけに優しいじゃない」
「なんだ? お前も俺に優しくしてほしいって事か?」
「ち、違うわよ!」
「ハハハ……別に甘えたっていいんだぞ?」
「馬鹿な冗談言って無いで、さっさと進むわよ!」
「おいおい、意外におんぶしながら歩くのってキツイんだけどなぁ……」
矢幡の足首は順調に回復の方向に向かっていた。
いや、もう完治したといってもいいくらいだろう。
俺は後ろからの寝言を聞きながら、戦闘禁止エリアまで歩き続けた……。
――――――
――――
――
ゲーム開始から20時間――
俺達はようやく戦闘禁止エリアに辿りついた。
途中で誰かに襲撃されることはなかった。
戦闘禁止エリアで手に入ったものはまず、GPSのソフトウェアだった。
これでもう現在位置をしきりに把握する必要は無くなった。
それに加えて他に手に入ったものは……
※1個ずつ。階数にそぐわないものは何らかの欠陥やペナルティー有り。
>>808
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