385: ◆KKK.TSK1..[saga]
2012/08/21(火) 00:09:12.54 ID:asRCaFqdo
いつも通りのお昼休み、今日も彼はレディースデー。
珍しく誰からもいつも通りの茶化しが飛んで来なかった。
お弁当を忘れた私も珍しくレディースランチを頼んでみる。
それ以外いつもと何ら変わらないお昼休み。
黙々と口を動かす彼を見るのは慣れている。
だけど今日はいつもと違う。彼と話したい。何かが私を動かす。
「ねえ京ちゃん」
「ん?どうした、咲?」
「私達ってさ、他の人から見たら…」
だからといって、何故その言葉が私の口から出てきたのかがわからない。
でも、きっとそれは前から知りたくて、聞きたかったことだったんだと思う。
多分、初めての私の親友。ずっと仲良くしたいと思っていた。
でも、これはその夢を壊してしまいそうで。
だけど期待はしていた。そうだと思っていた。
「付き合ってるのかな?」
だから、答えを聞いた時、その続きを聞いた時、涙が出そうで、そんな顔を見られるのが死ぬほど恥ずかしくて、
「大好きだよ、京ちゃん」
笑顔がこぼれた。
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