過去ログ - 魔法少女ほむら☆マギカ〜私の居場所〜 明るい魔まマほむらルート
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22:ちり紙 ◆B/tbuP0Myc[saga]
2012/11/19(月) 15:39:44.68 ID:qUHUX8d8o
 「……少し……あります」
  気が付くと、ほむらは二人にそう答えていた。

 「じゃあさ、わたしとマミさんの魔女退治に付き合ってみない?」
 「――えっ?」
 「実際に何度か魔女退治の様子を見て、それで契約するかしないか決めればいいよ。ね、マミさん」
  まどかがそう言って隣の先輩魔法少女に同意を求める。
 「……そうね。何も知らずに契約してしまうよりは良いかも知れないわね」
 「で、でも。私足手まといになるんじゃ……」
 「大丈夫だよ。わたしがほむらちゃんの事守ってみせるから!! それにマミさんだって一緒だもん!!」
  自信満々といった表情で胸を叩いてみせるまどか。
 「そこはわたしが、絶対に守るっ、て言って欲しかったかな」
  マミがそう言って笑うと、まどかがちょっとだけ落ち込んだ表情になる。
 「あう……」

 「うふふふ。冗談よ。私と鹿目さんの二人で絶対に貴女を守るわ。だから安心して。勿論、無理に魔女退治に付き合わなくてもいいのよ」
  そう言って、優しく微笑むマミ。まどかも優しい顔でほむらの目を見る。
 「……よ、よろしく……お願い、します」
  ほむらがそう答えると、まどかの表情がぱあっと花が咲くような笑顔に変わる。
 「うんっ。こちらこそよろしくねっ。ほむらちゃん」
 「それじゃ早速明日から、暁美さんの魔女退治見学ツアー開始ね」
  マミがまどかの様子を微笑ましそうに見ながら、二人に言う。

  ――自分はアニメの主人公やその仲間みたいにはなれないけれど、主人公の事情を知る友達位にはなれるかもしれない。

  ほむらはまどかとマミの優しい顔を上目遣いに見ながら、そんな事を思う。
  こうして、ほむらはまどかとマミの魔女退治に付き合う事になったのだった。


                                                                                             つづく


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