過去ログ - 魔法少女ほむら☆マギカ〜私の居場所〜 明るい魔まマほむらルート
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ちり紙
◆B/tbuP0Myc
[saga]
2013/01/05(土) 06:07:45.22 ID:2sSLdoRio
☆
「それじゃ、今日はここで解散しましょう」
「はい。マミさんお疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
「お疲れ様。二人とも家でゆっくり体を休めてね」
今日は割と早い時間帯に魔女を発見して倒したので、いつもより早く解散する事にした3人はそれぞれの家路へと着く。
マミはキュゥべえを連れて自分の家へと帰っていき、まどかはほむらと一緒にそれぞれの家へと帰っていく。
「あっ、そうだ。ほむらちゃん、ちょっと寄り道してもいいかな?」
「は、はい。構いませんけど」
二人が別れるまでの共通の帰り道で、まどかの唐突な言葉にほむらがそう答えると、まどかはどこか嬉しそうな顔でほむらの手を引く。
「ありがとうほむらちゃん。こっちだよっ」
「か、鹿目さん待って……」
まどかに手を引かれてほむらが連れてこられた場所は、電車が走る大きな橋の下だった。
「エイミー、わたしだよー」
橋の下に置かれたドラム缶等の資材に向かってまどかが声をかけると、一匹の黒猫が資材の隙間から出てきてまどかの足元にすり寄ってくる。
「エイミー、元気にしてた?」
黒猫を抱っこしてまどかがそう言うと、黒猫はにゃあと鳴いて応える。
「……鹿目さん、その子は?」
「紹介するね。この子の名前はエイミーだよ」
ほむらの質問にそう答えると、まどかは腕の中の黒猫の頭を優しく撫でてやる。
「飼ってるんですか?」
「ううん。この子は野良だよ。ほんとは飼ってあげたいんだけど、エイミーは気紛れだからすぐどこか行っちゃうの」
まどかはそう言って、エイミーを地面に下ろすと鞄の中から魚肉ソーセージを取り出して、エイミーに与える。
「鹿目さんは……。この子と、どういういきさつで出会ったんですか……?」
ほむらがそう尋ねると、美味しそうにソーセージを食べるエイミーを優しい目で見守りながら、まどかはほむらに語り始めた。
「……この子ね、少し前に車にはねられちゃったんだ」
「え……。でも、この子こんなに元気なのに……っ? もしかして……?」
「うん。この子がわたしの目の前で車にはねられて死にそうになった時にね、キュゥべえにお願いしたの。この子を助けてって」
「……」
まどかが魔法少女になった理由を聞いて、ほむらは納得すると同時にますますまどかの事が好きになった。
(鹿目さん、やっぱりすごく優しい……。普通、野良猫の為に契約なんて出来ないよ……)
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