過去ログ - 魔法少女ほむら☆マギカ〜私の居場所〜 明るい魔まマほむらルート
1- 20
37:ちり紙 ◆B/tbuP0Myc[saga]
2013/01/05(土) 06:08:44.72 ID:2sSLdoRio
          ☆

  ――まどかと出会ってからのほむらは幸せだった。

  こんなに幸せだったのは、自分の事を愛してくれた祖母が亡くなって以来だった。
  魔女退治は見てるだけでも怖かったが、頼りになる先輩のマミと、ほむらにとって無敵のヒロインのまどかが勝つのが当たり前だと信じていた。
  二人はそんなほむらの期待にいつも応えてくれた。
  どんなに恐ろしい相手でも、絶対に二人は大きな怪我をする事もなく勝利して、ほむらの憧れをますます大きくしていった。

  ――学校での日常でも充実していた。
  まどかを介してさやかと仁美とも仲良くなった。
  相変わらずほむらは誰にでも敬語だったが、まどか達には年相応の少女らしい笑顔を見せる事も多くなっていった。

  ――そしてほむらが退院してから、次の日で丁度一か月となる日の事だった。

 「ほむらちゃん。明日は絶対に家を出ちゃ駄目だよ」
  いつもより早く解散して帰る途中の道で、まどかは真剣な眼差しでほむらにそう告げた。
 「え? どうしてですか?」
  ほむらの問いにまどかは、ほむらの目をしっかりと見つめながら答える。

 「明日、この街に嵐が来るんだって。だからだよ」
 「わ、わかりました」
  まどかの真剣な様子に気圧されつつも、ほむらが頷くと、まどかはにこりと笑ってほむらに手を振って去っていった。
 「ほむらちゃん、また学校でね」
 「は、はい。まだ学校で」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
66Res/52.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice