過去ログ - ニャル子「何なんですかその右手はぁ!」上条「オエー」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/08/16(木) 21:32:19.67 ID:ziXf3Bbpo


―――

ピピピッ。ピピピッ。ピピピッ。

日曜日の朝から室内に鳴り響く不快感を煽る電子音。
人の安眠を妨げやがって、そう思いながら俺はその音源を思い切り右手で叩いて黙らせた。
ここで二度寝したらとんでもないことが起こりそうなので、俺は体を無理やり起こす。
眠たい目をこすりながら辺りを見渡す。
いつも通りの自分の部屋。
前方に見えるのは使い慣れたキッチン。
右手に見えますのは、今では型落ちしたハイビジョンテレビと見事にほぼ漫画や雑誌で埋め尽くされた本棚。
中央に置いてあるテーブルには少し高めのカップ麺の空の容器が転がっていた。


「…………夢……、だったのか……?」


脳内には昨晩あったことが鮮明に再生されていた。悪魔のような怪物に追われ、追い詰められ、捕獲され。
終いには得体の知らない少女に助けられるという、あまりにも現実味のないイベント。
だがその後自分は何をやったのか全く覚えていなかった。

「……は、ははは。そうだよな、夢だよな。あんな出来事が現実で起こるわけ――」

「ところがぎっちょん、夢ではないんですよねーこれが」

「……ちくしょう」




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