過去ログ - 咲「野球って楽しいよね。安価でいっしょに楽しもうよ!!」 二十九本場
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997:熱闘甲子園もうすぐやん。ほげっ![saga]
2012/08/20(月) 23:00:26.73 ID:pQfqRXw7o

私は語る。

京ちゃんとの楽しかった思い出を。

私は語る。

いかに京ちゃんが大事かを。

四人は黙って聞いている。

“ミスK”と呼ばれている“総指揮官”は、無表情でそれを聞いていた。

“監視者”は露骨に不快感を露わにし、他の二人はまるで飲み屋で友人の恋バナを聞くかのようににやつきながら聞いていた。

そして最後に、私は提案をする。

今まで何度も実験を重ね、自分達だけでなく、他の者にも記憶を引き継がせる方法を編み出した。

面倒な手順が必要ではあったが、それでもそれは、取れる作戦を増やしていた。

なので、ある程度歳をとって自由に行動できる時代に戻った者が、“仲間の記憶”を引き出すことは不可能ではないのだ。

しかし私は幼かったが故にそれを諦めた。

「もしも私が、この極めた回転で、貴女を過去の並行世界に飛ばせるとしたらどうしますか」

しかしもしも――もしも過去に飛ぶのがミスKだったなら。

当時からそれなりに行動できる年齢である彼女ならば、早くに計画を進められる。

私よりも高い行動力で、世界を消さずに六人の望む世界を作れるかもしれない。

その提案は、彼女達にとって、あまりに甘美。

断れるはずなどない。

ましてやミスKならば、対消滅を避けるくらいの力がある。

乗らない理由などあるまい。


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