105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/31(金) 22:28:48.93 ID:HyuFfHdDO
クロ「だっ、だっ、だっ。」
三回。
身体を激しく地面に打ち付けながら飛んだ。
いきなりの攻撃。
しかも、今までと比べれば強力な敵だと分かる。
つまり、これは。
クロ「最高じゃねーか。」
ニタリと、笑みが浮かぶ。
退屈しのぎ、どんな世界だろうと関係ない。
自分の敵は、いつだって退屈だ。
つまらないモノと、くだらないモノ、ぶっ壊す。
ただ、それだけが彼の行動原理。
クロ「面白くなってきたじゃねーか。」
──── Side マミ
その様を、彼女達はどう呼べばいいのだろうか。
足りない言葉を掻き集めても、その可憐さをどう形容すればいいか分からなかった。
舞うように、マミは跳ぶ。
獲物と見定めていた魔女は、頭上からの銃撃にまともにダメージを受けた。
マミの武器はマスケット銃、元のモデルは先込め式の火縄銃であり、三銃士の銃士に支給されているのはこのモデルである。
ヨーロッパの風紀を感じるアンティークのような銃に、魔法少女の姿になったマミはとても相性がよかった。
しかし、それは見ている側としての意見であり、さやかとまどかは「似合っている」という感想であった。
マミ「あら?今日は調子が悪いのかしら、それともダンスは苦手?」
挑発をするようにマミは、魔女と対峙しながら言葉を投げつける。
果たして、それを魔女は挑発と受け取るのだろうか。
そもそも、アレに言葉を解することができるのか。
それは、定かではなかったが、魔女はマミに突っ込んでいく。
それを見ながら、彼女は冷静に引き金を引いた。
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